愛妻家フォトカウンセラーやまちゃんの日常30

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Panasonic GF-10 パナライカ15㎜f1.7  武蔵野珈琲店にて

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少年の日の思い出・・・

僕が小学生の頃

この世には、お化けが絶対にいると思っていて

当然、うちにも住んでいて

僕に悪さをするに違いないと頑なに信じていた

そんな訳で、僕は日中でも

2階の父親の書斎なんか当然行けなかったし

夜にトイレなんてもっての他だった

そんな僕を見てある時父親が

「よーし、じゃあ信也、今度18時までに

宿題が終わってなかったら湯殿山まで行って来い!

勿論、夜な!」

と言い出した・・・

前にも話した通り

うちは福島県の山の中・・・

隣の家は100メートルも離れている

当然街灯もなく

道路も舗装されていないような

僻地だ・・・

勿論、夜は真っ暗になる

うちは広い道に出るのに

右に行くと湯殿山

左に行くと西河原

という場所に行き当たるのだが

まあ、どちらも怖い・・・

特に西河原は、富士急ハイランドの

戦慄迷宮のような、リアル肝試しコース

途中に真っ暗な山の下りがあり

道の途中にはお墓がある

大人も一人で通るのは気味が悪い・・・

そして、右の湯殿山も十分に肝試しコースで

ひたすら下って行く道で途中に炭焼き小屋や

暗い山道に入って行く小道があったり

そして、右手の崖の上にやはりお墓があった

ただし、こちらはだいぶ崖の上なので、

歩いていて見えることはない

まあ、どっちかに絶対行けということなら

100歩譲って湯殿山である

で、そんな湯殿山に

宿題終わっていなかったら行って来い!

と、うちの父上が言うんですよ・・・

そんな罰ゲーム

ビビリの僕が受けるわけがない・・・

もう、必死で宿題終わらせる訳ですよ

毎日、必死にやって、終わったーセーフ!

なんてやってた訳です

でも、人間ですから

ちょっとづつ麻痺してくる訳です

うちのパパリンそんなマジで言ってる訳ないじゃん!

ちょっとビビらそうと思って言ってるんだよねって

油断し始める訳ですよ・・・

そしたらあーた

やっちまいましたよ

宿題終わってなかったんです

「あ、いけね、忘れてた・・・」

って言ったら

僕のお父上が言うんです

「約束だからな・・・湯殿山行って来い!」

・・・は?

・・・今、なんて言いました?

湯殿山に行って来いと言いましたか?

無理無理無理無リィぃぃぃぃぃぃ

あなた、こんないたいけな小学生に

夜に一人で、あの絶対出るに違いない

湯殿山に行けと!

そうおっしゃいましたか?

すがるような目で見つめたパパリンは

無情にも

「行って来い!」

と言うじゃあーりませんか・・・

・・・・本当に行くのね・・・・

うん、じゃあ行って来るって言って

隣のうちまで行って隠れてて

適当に時間経ったら

「あーゴワがったぁぁぁぁ」

って言って戻ってこよう

うん、そうしよう・・・

「あ、信也これ・・・」

と言って紙を渡された・・・

「ん?何これ?証拠の書って書いてあるよ・・・」

「あー、本当にちゃんと行ったかわからないから

湯殿山の道の終わりのところに、この紙を置いて来い!」

「チーーーん!」

はい!詰みました・・・・

もう、完敗です

許して下さい・・・

「約束は約束だからな、早く行って来い!」

この人、本気だ・・・

ぜってぇ行かせるやつだ・・・

もう逃げられない・・・

行くしかない!

と、腹をくくった!

本当に真っ暗なので片手に懐中電灯を持ち

もう片手には証拠の書を持った

「行ってきます」

恐々夜の道を歩き出し

懐中電灯の明かりを頼りに歩き始めた

もう、恐怖で何も考えられない

ただひたすら恐怖に耐え

ちょっとした物音にビビリまくり

懐中電灯をあちこち照らしながら道を進んだ

10分ぐらい歩いて湯殿山の終点についた

急いで周りを見渡し、紙を固定できる石を見つけ

道の真ん中に証拠の書を置き

石を乗せた

風が強く吹きザワッと木々が揺れる

僕は涙なんだか鼻水なんだかわからないものを

垂らしながら来た道を引き返した

うちに帰り着いて

号泣した

「ごべんなざい〜、ぼうじばぜん〜

あーーー、ごわがっだ〜」

そんな様子を見て父は

「今度忘れたら西河原にいかすかんな・・・

もう二度と忘れんな」

と言い放った・・・

恐えぇぇぇ、この人恐えぇぇぇ

と本気で思った

この後、これに懲りて宿題を忘れず

更生されていればいいんだが

忘れてたと思うんだよなぁ・・・・

でも、この後西河原に行かされたことは

無かったんだよね。

後日談で、

父親、行けとは言ったものの

心配で後をつけて来ていたらしい・・・

で、さすがにやりすぎたと思ったのか

その後、西河原行きは考えてなかったみたい・・・

これ以外にも

父親からされた衝撃的なことが

たくさんあって

またちょこちょこと書いてみようと思います。

あ、後日談パートⅡ・・・

めっちゃ怖がりで

自宅の2階にも行けなかった僕が

この肝試しを境に

あまり家の中を怖がらなくなった・・・

あの、外の怖さに比べたら

家の中なんて、超安全じゃーんって

思ったんだよね

うん、いいこともあったよお父さん・・・

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!