愛妻家フォトカウンセラーやまちゃんの日常27

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Panasonic GX-7マークⅡ パナライカ15㎜f1.7  武蔵野コーヒー店にて

 

少年の日の思い出・・・

 

ふと目をつぶれば思い出す

ちょっとほろ苦い思い出・・・

受けを狙うことが大好きだった少年時代

先日の理科室で意識を失うという大失態をした僕は

十八番にしていた「赤電話!」を封印した・・・

ちょっと身の危険を感じたからだ

このままやり続けていたら

いつか、ずっと目が覚めない事態もありうると思ったのだ・・・

次なる技を考えるのだ・・・

で考えついた大技・・・

「拳を口の中に入れる」

・・・うん・・・

いけるんちゃうん・・・

これ、絶対おもろいでしょ!!

という訳で、次の十八番はこれにすることに決めた

実際、僕はめっちゃ口が大きく開く

「ねぇねぇ、これ見て!」

と大きく口を広げ

拳をねじ込んでいく・・・

「うわぁ、山下すげぇ・・・」

「ワハハ!すげぇ・・・」

ざわつく周りの仲間たち・・・

フハハハハ、見たか!我が奥義!

と得意満面である

ここから僕の十八番は

「拳を口に入れる男」になった

事あるごとに

「ねぇねぇ、山下あれ見せてよ」

とリクエストされるようになった

で、とある日・・・

いつものように友人にリクエストされ

拳を口の中にねじ込んでいく・・・

「うわぁ、すげぇ、お前の口どうなってんだよ(笑)」

といつものように超盛り上がる・・・

とその時、

アゴの力がストンと抜けた

「あれ?」

とちょっといつもと違う違和感・・・

恐る恐る口から拳を出す・・・

「あれ?口が閉まらない・・・」

突然の事態にパニックである・・・

「あれ?くちぃぐぁしわわわい・・・」

手で閉じようとしたが

大きく開いた口は閉まらない・・・

周りの友人は大爆笑である・・・

「ワハハ、口開いたまんまでやんの!わははははぁ・・・あれ?

マジで大丈夫?」

笑っていた友人たちがただならぬ事態に気がつき始めた・・・

「わー、山下アゴ外れてる!!」

もう、涙目である・・・

一生懸命閉じようとするが

僕のアゴは一向に閉まる気配がない・・・

ついでによだれも止まる気配がない・・・

涙も出て来た・・・

「俺はなんてバカなんだ!」

後悔先に立たず・・・である

大きく口を開けたまま身悶えする僕と

真剣に心配する友人たち

・・・地獄絵図である・・・

その時、友人が僕のアゴと頭を持ち

強く押した!!

「ガコン!!」

といって僕の口は強い痛みとともに元に戻った・・・

「戻った・・・」

涙とよだれが入り混じって

口が閉じた・・・

死ぬかと思った・・・

これ以降、「拳を口に入れる男」は封印され

二度と日の目を見ることは無かった・・・

それからしばらくして、整体に行った時に

医者がアゴを触って

「ん?なんだ?ちょっとおかしいね

なんかしたの?」

と聞かれ

「ちょっと、口に拳を入れて口が閉じなくなったことがありまして・・・」

と言ったら

「・・・何してんの?・・・」

とマジで呆れられた・・・

今も歯医者とかで

「はーい、大きく口を開けてくださーい」

なんて言われて口を開けると

また閉じなくなるんじゃないかと

軽く恐怖感に襲われる・・・

そして、僕のアゴは大きく開くと

未だにちょっと痛い・・・

この記事を書いた人

shinyafd3s

現在、はぁもにぃ保育園で
広報を担当しています。
お休みの日を使って
カメラマン活動をしています

僕の使命は
その人の光っているところを
明確にしていくこと!

よろしくお願いいたします