Canon EOS1DX EF85㎜f1.2 北海道にて
少年の日の思い出・・・
そういえば、思い出した・・・
僕は小学校6年生の時、結構ひょうきんな奴だった
人のことを笑わせることが好きで
よくふざけては笑わせて喜んでいた
当然、笑わせる持ち芸を持っていて
その当時よくやっていたのが
赤電話!
知ってますか?
誰かお笑い芸人もやっていたと思うんだけど
その当時は多分やってる人いなかった
腕を頭の上に乗せて
顔に力を入れて鬱血させ
顔を真っ赤にして
「赤電話!」
っていう奴ですよ
知ってます?
これね、僕よくやってたんです
結構尋常じゃないくらい真っ赤になったんですよ
これやると、友達みんな喜んで
「うわ!山下顔真っ赤だ!!」
ってびっくりしてくれてたんですよね
で、毎回「赤電話!」ってやって
笑いを取っていた訳です・・・
で、その日は突然やって来ました
場所は理科室・・・
授業が終わってみんなで整列して
教室に戻りましょうというタイミングで
つい、僕のいたずら心に火が点いたんですよ
ちょっと笑わしたれ・・・と・・・
整列するために教室の端に並び始めたときに
ここで赤電話やったら超ウケるかも・・・
と思って、歩きながら顔に力を入れてたんです
グーーーーーっと力を入れて
こりゃ今期最高の赤電話だぜ!と思って
「赤電話!」
って言おうとした瞬間
・・・気を失いました・・・
ふと気がつくと
みんなが僕のことを覗き込んでいます
一瞬どうなっているのかわからなかったんですが
僕が床に横たわっているということに気づきました
みんな笑うどころか
心配そうに僕の顔を覗き込んでいます
先生が、
「山下・・・大丈夫か?」
と心配そうに言いました
僕は、ガバッと起き上がり
「大丈夫です。いや、ほんと大丈夫ですから」
と恥ずかしくて消え入りそうになりながら
顔を真っ赤にして列に並びました
もう、「赤電話!」なんて言ってる場合じゃありません
ただ、恥ずかしくて顔を赤くしながら
みんなに「大丈夫?」なんて
心配されながら教室まで戻って来ました
あとでみんなにどんな様子だったか聞くと
「ドサっ」という音とともに
僕が倒れこみ
目を見開いて痙攣していたようです
友人談で「マジで死ぬかと思った」
と言っておりました
以降、この「赤電話!」は
僕の中で禁じ手とし
二度とすることはありませんでした・・・
「赤電話!」を封じられた
山下少年は、次なるネタ探しの旅に出るのでした・・・