愛妻家フォトカウンセラーやまちゃんの日常11

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Nikon z6 SIGMA105㎜f1.4Art   戸田にて

 

少年の日の思い出・・・

 

僕の記憶を遡って

小さい頃覚えていることを書こうと思う

あれは、いつの事だったか

多分4歳くらいか

僕の実家がある、福島県は、東京と違って車社会で、

一家に一台ではなく

成人一人につき一台だった

今より、車にずっと憧れや夢があって

車の納車は一代イベントだ

僕の両親は、高校の教師をしており

もちろん車で通勤していた

よって、車2台体制である

父も母もそれほど運転が上手いわけでもなく

特に母親はよく事故を起こして

よく車を修理していたらしい

今でも伝説として残っているのは

愛車が納車になった日に

発進をミスして、隣家の塀をなぎ倒した事・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その日は、寒い日で

僕は母と一緒にりんごを食べていた

父は何故か時計をみながらソワソワしている

テーブルの上には、母が僕の為に入れてくれた

ホットカルピスがあった

りんごを食べながらホットカルピスを飲む

至福のひととき・・・

ストーブの上に置いてあるヤカンから

湯気が立ち上っていた

すると、外から車のクラクションが聞こえた

「おっ、来た!」

と言って父が外に出る

母は僕に

「信也、今日から新しい車が来るのよ、お父さんさっきから

ソワソワしてたでしょ。来たんじゃないかな?信也も行ってみたら」

車が好きだった僕は

「うんっ!」

と言って父の後を追いかけた

追いかけた、父の背中越しに

白い車が見えた

父は嬉しそうに

「お、信也、どうだ、かっこいいだろぅ、新車だぞ」

と言った

僕は、新しい車がきたことも嬉しかったが

父が嬉しそうに車を見ている姿が嬉しかった

「お父さん、これ何て車?」

「これか、これはなスバルのレオーネって言うんだ

4WDだから雪道も安心だぞ〜」

と得意気

「?4WDって何?」

「ん〜、4WDってのはな、タイヤが4つとも動くんだよ

普通は2つしか動かないんだ。だから道が悪いところとか

どこでも行けるんだぞ〜」

「へ〜、そうなんだねカッコイイ、乗せてよ」

「ん〜、明日保育園行くときに乗れるから、その時までの

お楽しみな」

「え〜、つまんないの」

綺麗なホワイトのボディ、フロントに7つの星のマーク

僕は一目でこの車が好きになった

うちの父は車が好きで

よく買い換えていた

でも、いつも本当に欲しい車は買えず

安い車ばかり・・・

僕が覚えている限り、中学生くらいになるまでは

100万円を超える車は無かったと思う

子どもながらにもっとカッコイイ車を買ってくれればイイのにと

思っていたが

あれは、僕たちのことを思って

ひたすら倹約をしてくれていたんだと思う

おかげで、僕ら兄弟3人

全員私立の4大に行けて

浪人したり、留年したりと

まともに4年で卒業したのがいなかったのに

いつもきっちりと仕送りをしてくれていた

「俺が学生の時、お金がなくて惨めだったんだ・・・

だから、お前たちにはそんな思いさせたくないんだ・・・」

いつも父はそう言っていた

今になって、それがどのくらいすごいことなのか

よくわかるようになった。

後、10年もしないうちに、僕の娘が大学生になる

その時、僕も父のように仕送り出来るんだろうか

ちょっと不安になるが

幸い、まだ時間はある

自分を磨き、稼げる男になろうと思う

そして、子どもが憧れるようなカッコイイ車に乗って

子どもたちが好きな学校に何不自由なく過ごせるように

稼げるようになろうと思う

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!