幸せになるために 6

DSC_0935.jpgニコンD5 タムロン28-75㎜f2.8

やっと朝になった

夜になってもしゃべり続けるおばあちゃんと一緒の部屋に入り

夜は体の痛みとおばあちゃんのしゃべり声が怖く

ほぼ一睡もできなかった

ちょっとウトウトしてきたあたりで

真由美ちゃんが病室に入ってきた

「どう?大丈夫?」

真由美ちゃんは部屋に入るなりそう聞いてきた

「まあ、安心して横にはなっていられたよ。寝られなかったけど・・・」

「そう、察するけど大変だったわけね」

「うん、そう。ところで僕の顔ってどうなってる?

昨日頭からアスファルトに当たってそのまま滑っていったから

俺の顔がどうなってるか知りたいんだよね」

 

と言うと

真由美ちゃんは言いずらそうに

「うーん、まだ見ないほうがいいんじゃない?」

と言って僕から目を逸らした

え?!!!

ウソ!!!

俺の顔そんなにひどいことになってるの?

いや、確かに顔を支点にして滑ったからなぁ

削れたよなぁ・・・

うわー、超怖い・・・

元通りになるのかな?

俺のイケメンがぁ~(自分で言う・・・)

 

午後になって、やっと起き上がれるようになり

トイレに行きたくなった

点滴を持ってトイレに向かう

「あれ?そういえばトイレには鏡があるじゃない

顔見れるぞ!」

 

でトイレに着き、用を足した後

恐る恐る鏡を見てみた

 

 

 

 

「キャーーーーーーーーー!!!」

 

 

 

 

あれ誰!知らない人がいる

腫れてドス黒くなった目

おでこにはガーゼが貼られ

頬にもガーゼが・・・

口はたらこのように腫れ上がっている

ウソだ!こんなの僕じゃない!

暫く受け入れることが出来なかった

 

ブルーになったまま数日を過ごし

何とか動けるようになり

無事退院となった

とはいえ、まだ顔はひどいまま

こんな状況じゃ営業は無理だ

職場復帰までの道のりは長く続くのであった

 

続く・・・

 

 

この記事を書いた人

shinyafd3s

現在、はぁもにぃ保育園で
広報を担当しています。
お休みの日を使って
カメラマン活動をしています

僕の使命は
その人の光っているところを
明確にしていくこと!

よろしくお願いいたします