幸せになるために 9

000021 (2)ニコンF5 85ミリF1.8 蓮8か月ぐらいかな?

衝撃の気づき

僕が自動車販売会社に入社して

早3か月が過ぎようとしていた

夏に入り、今日も猛烈な暑さの中

洗車をしていたその時

先輩がふと呟いた・・・

「そろそろかなぁ・・・」と

僕は「ん?なんですか?」と聞いたが

先輩は「ん?すぐわかるよ」と

ニヤリと意味ありげに笑った

 

そう、うちの会社は入社3か月で

新入社員研修なるものがあったのだ!

何で入社後すぐにやらないのかというと

過去に3日で辞めたやつもいるし

入社後2週間で事故に遭うやつもいるから(笑)

と言うことらしい・・・

 

そう!

3か月残ればそこそこ持つだろうということらしい

というわけで、突然店長から

「おう、山下おまえ明日から研修行って来い!」

と言われ、

訳も分からず東陽町にある日本創造教育研究所という

研修会社に行くことになった

これは後々わかったことだが

この日本創造教育教育研究所という会社は

中小企業の活性化を目指している会社で

企業研修をしている会社だ

僕が受けた研修は

自己啓発の研修で

SA研修というもの

SA研修(気づきの研修)

SC研修(変革の研修)

LT研修(実践の研修) (現在はPSV研修にバージョンUP)

という3段階ある研修のうちの一番最初の研修だった

人材(人財)を一番大事だと考えている会社が

会社の発展は人の成長以外にないと思い、

そして社員の幸せを願って派遣してくれていたのだ

 

僕はもともと、そういうものに拒否反応を示さないタイプで

ワクワクドキドキで研修会場へ向かった

今日から2泊3日で社員研修なのだ

実は、毎日の洗車に飽き飽きしていたところだったので

涼しいところで3日間休めるわぁ・・・

良かった・・・

 

 

なんて思っていたのだが

後々それが大間違いだったということに気付く

様々な実習を通して

これまでの自分を客観的に見つめ直し

いままでの思考パターンや生き方などに

徹底的に直面する研修だったのだ

 

これまで、うまくいかないことを

両親のせいにし、

周りのせいにし、

いつも人のせいにして生きてきた自分に気付いた

 

こんなダメな自分を

両親はあきらめずに見守り手助けし

手をかけてくれた

感謝こそすれ

憎むなんて大間違いだ!

そう思えたのだ

 

そして、これまで付き合ってきた彼女と

うまくいかず、2年も持たなかったのは

彼女たちのせいではなく

自分自身の問題だったのだ!

と気付いたのだ

 

衝撃だった

何より、一生懸命に生きてきたと思ってきた僕の

何と甘えた人生だったことよ!

両親と、今まさに僕を支えてくれている

真由美ちゃんに対して

深い感謝の念が生まれてきた

 

泣いた

 

泣いた

 

元々涙もろい僕だったが

本当に心から涙を流し懺悔した

 

「人に感謝して生きよう!」

 

そう思えた研修だった

 

研修が終わり

新生山下信也として下界に戻ってきたが

シャバの空気は冷たかった・・・

 

次の日に真由美ちゃんと会い

車の中でまじまじと真由美ちゃんの顔を見つめながら

「真由美ちゃん、本当に今までありがとう

あなたが彼女でいてくれて本当に嬉しい

これからも宜しくお願いします」

とやってしまったものだから

真由美ちゃんは

「ちょっと、どうしたの?

何か新興宗教でも行って来たの?

ちょっと、目が怖いよ・・・」

と、ちょっとドン引き・・・

いや、ちょっとじゃないな

かなりドン引きだった

 

そんでもって

次の休みには福島に帰省し

両親に謝罪した

「これまで、本当に申し訳ありませんでした

お父さん、お母さんがどれだけ愛情を注いで

くれていたのかが、やっとわかりました。

これから真人間になります。

これまで、僕を育ててくれてありがとうございます」

と・・・

 

泣いたことのない父親が

声を震わせて泣いていた

 

「俺も、未熟だったんだ・・・

おまえは長男だったし

どう育てていいか・・・

無我夢中だったんだ・・・

お前にはきつくあたったかもしれないな・・・

すまなかったな・・・」

 

衝撃だった

あの完璧だと思っていた父親が

無我夢中だったと

知らなかった・・・

父親も、わからないながらも

一生懸命僕を育ててくれていたのだ・・・

 

僕の中で

冷たく凍っていたものが

溶けていく感じがした

 

僕は愛されていたのだ

僕は必要とされていたのだ

僕はここにいていいのだ・・・と

 

声を上げて泣いた

嬉し涙だった

 

続く・・・

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!