幸せになるために 88

IMG_3837.JPGキャノンS90 自宅付近にて なな1歳後半

 

みんなは無事か・・・

 

東京も地震の影響はすごかった

電車が止まり

帰宅困難者が続出した

幹線道路は徒歩で帰る人に溢れ

戦争で焼け出された人のように

ゾロゾロと歩いている

 

これはなんだ・・・

現実なのか?

自分の知っている世界とのギャップに

必至についていこうとしていた

 

幸い身の周りで被害は無かった

心配された、はぁもにぃも

棚の上に置いてあった花瓶が

倒れて水をぶちまけたくらいで

特段被害がなかった

 

保育園に行っていたななを迎えに行き

まだ迎えに来ていなかった

近くの子も一緒に引き取って帰ってきた

 

その子も一緒にはぁもにぃで親の帰りを待っていたが

結局お父さんが新宿から歩いて帰ってきたのは

21時を過ぎてからだった

 

その間も、僕は実家に電話をしていたが

繋がらず、不安な思いを抱えながら

TVに映し出される映像をただただ見つめていた

 

預かっていた子どもを引き渡し

家に帰ってきたが

マンションも特に被害は無し

ただ、エレベーターが止まっていた

 

東京中のマンションのエレベーターが

非常事態を察知して緊急停止をしたのだ

エレベーターは震度5以上になると

緊急停止をする

 

復帰するためには

業者が来て復旧させる以外に方法がない

うちのマンションがエレベーターが復旧したのは

次の日の夕方だった

それでも、まだ早い方ですよと言っていた

業者の方は、11日から寝ずに

復旧作業をしているとのことだった

 

クレエ浮間舟渡は

バイカーズマンションの為

エレベーターが使えないと

上階のバイクが出せないので

次の日に復旧してくれて

本当に助かった

 

3月12日も実家と電話はつながらなかった

何度も電話をするが

相変わらずのアナウンス・・・

心配だった

夜19時ごろ

お義父さんが

 

「まだ連絡がつかないのか」

 

と聞いてきた

 

「ええ、何度も電話してるんですが

繋がらないんです」

 

と言うと

 

「携帯でかけていないか?

公衆電話は試してみたのか?

こういう時は公衆電話の方が繋がりやすいんだぞ」

 

と言ってきた

 

「え?そうなんですか?

えーと、公衆電話ってどこにありましたっけ?」

 

「おいおい、うちのアパートの横に置いてあるだろう・・・」

 

そういえば

うちの管理物件の横に

公衆電話あった・・・

あまりにも存在感なくて

忘れてた

 

「こんなこともあろうかと

公衆電話残しておいたんだ

NTTからは何度も撤去したいと

言われてたんだけどね」

 

もう、この人はどこまで凄いんだ・・・

 

「早速電話してきます!」

 

と飛び出した・・・

息を切らせて公衆電話に行き

お金を入れダイヤルをする・・・

頼む・・・つながってくれ!・・・

 

 

「プルルルルル・・・・プルルルルルル・・・・」

 

かかった!出てくれ~頼む!

 

「はい、もしもし」

 

繋がった!!

 

「お父さん!良かった!やっと繋がった

無事なの?」

 

「ああ、無事だよ。おばあちゃんと一緒に

避難所に避難してる。

今朝、いきなり町の放送で避難命令が出て

あわてて逃げてきたんだ

原発が爆発の危険があるって

言ってたんだが

その後どうなったのか

こっちでもわからないんだ

今、避難してきて川俣小学校の体育館に

いるよ・・」

 

この時、福島第1原発は

爆発していて

僕は、爆発の映像をTVで見ていた・・・

 

「そう、良かった。無事なんだね・・・

大丈夫なの?」

 

「うん、俺は大丈夫なんだけど

おばあちゃんがなぁ・・・

薬も切れそうだし

体育館じゃ寝れないみたいなんだ・・・

これからどうしようか考えてるんだ・・・」

 

「そうか、わかった

俺も出来ること考えてみるから

また、連絡する

頑張って!」

 

「ああ、わかった

でも、おまえも今保育園の件で

忙しいだろうから、あまり気にするな

こっちは何とかするから」

 

「うん・・・また、連絡する・・・」

 

電話を切った・・・

無事と聞いて安心したが

避難所にいると聞いて

心配が増した

おばあちゃんは93歳だからだ・・・

 

その後、お母さんとも連絡が取れた

同じく川俣町の中学校の体育館に避難していた

こちらは実家のおじいちゃん、おばあちゃん

兄夫婦と一緒だった

 

どうする?

どうする?

ここに連れてくるか?

この部屋に後何人住める?

いやいや、体育館よりはいいだろう・・・

 

グルグルと考えがまとまらないまま

夜が更けていった

 

続く・・・

 

 

 

 

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!