キャノンS90 福島の実家にて
保育園を作る?
先日のお義父さんとの話を経て
僕たち夫婦は考えていた・・・
保育園を作る?
僕たちが?
いやいや、誰が運営するのよ?
真由美ちゃんはそもそも会社に復帰したいから
保育園に入れたい訳で・・・
入れたい保育園がないなら作ればいいって・・・
本末転倒のような・・・
んーー?そもそも俺が保育園やればいいのか?
いやいやいや、それは無い!
そもそも他の子を見れる気がしないわ・・・
同じようにグルグル考えている真由美ちゃんに
声をかける・・・
「真由美ちゃん、今何考えてる?」
「んー、パパが言ったこと考えててさ・・・
そもそも私が会社に復帰したい理由って
講師になることじゃない?
このまま営業続けてて一体その夢が
叶うのっていつなのかな?って
考えてたんだよね・・・・
そもそも、私ずっと営業トップだったじゃない?
あのままいけば、それこそ出世も
早かったんじゃないかって思うの・・・
でも、ななを産んだことによって
まあ、ドロップしたよね、そのルートからは・・・
今時短で働いてるし
前みたいにバリバリと外回りでって
わけにいかないからね
パパが言うことももっともだなぁ・・・
と思ってたわけ
と言っても、それで保育園出来るかって
言ったら、それも無理なような気がするんだよね・・・
うーん、どうしたらいいんだろう・・・・」
「そうだよなぁ・・・
俺たち二人でって難しいよなぁ・・・
あれ?そういえば、この間ラスと何か話してなかったっけ?」
ラスとは真由美ちゃんの大学時代の同級生で
佐藤優子さんのことで
ラスカルのように可愛いというところから
みんなからラスと呼ばれるようになったらしい・・・
昔、幼稚園で働いていたラスは
数年前に幼稚園を辞め
歯医者の受付をしていた
ひょんなきっかけで再開し
この間真由美ちゃんが彼女の夢を
聞いていたところだったのだ
「そういえば、ラス子どもたちに音楽を
教えるような教室をやりたいんだって言ってた!」
「それだ!ラスに子どもたちの面倒を見てもらおう!
事務所の隣の倉庫を改装して
子ども見れるスペースにすればいいよ!
俺は隣の事務所にいるから
大変な時は助けられるし・・・」
今、考えると無知というのは恐ろしいものだ
彼女一人に任せて
子どもの面倒を見れる施設が作れると
思っていたのだから・・・
「とにかく、一回彼女に会って
話してみようよ!」
「うん、じゃあ連絡とってみる」
彼女とすぐに連絡が取れ
直接会って話をすることになった・・・
続く・・・