幸せになるために 71

000006.JPGローライフレックス 赤羽にて

 

会社に伝えてみた

 

先日、お義父さんと話をして

やっと踏ん切りがつき

会社を辞める決意をした

 

辞める決意はしたが

なかなか言い出す勇気がなかった

8年もお世話になり

しかも、恩を返せたかと言えば

返せていなかった・・・

そこを心苦しく思いながらも

やっと言う気になった

 

とりあえず、部長に話をすることにし

話があることを伝えた

いよいよ、その夜に伝えることになった

 

「で、山下君、話ってなんだい?」

 

いきなり切り出された・・・

 

「は、はい、実は・・・

言いづらいんですが

会社を辞めようかと思っているんです・・・」

 

「そうか・・・

まあ、そんな話じゃないかとは思っていたんだが

何でだい?」

 

「はい、実は

うちの奥さんが妊娠しまして・・・

先々のことを考えると

二人で今の仕事を続けるのは

厳しいと考えたんです

奥さんは仕事を続けたいと言ってまして

僕は、彼女の夢を応援したいんです

で、何とか彼女が今の仕事を辞めずに

僕の方が仕事を辞めて

彼女の実家の仕事を手伝おうかと思っているんです」

 

「ふーん、真由美ちゃんの実家って

何をやっているんだっけ?

不動産だっけ?」

 

「はい、自社物件の賃貸管理をしているんですが

今度車やバイクと一緒に住める

ガレージングマンションを作ることになったんです

で、そこの管理人と自社物件の管理を

しようかと思っているんです」

 

「そうか・・・

今の話を聞いて

あまり賛成は出来ないな・・・

管理人って

思っているほど甘くないぞ

今の山下君じゃお義父さんの期待に

添えないんじゃないか?」

 

「はい、それも十分に考えました

でも、そこに賭けてみたいんです

関わってみたいって心から思っているんです

お義父さんも、やりたいなら歓迎するって

言ってくれているんです」

 

「それは、山下君のこと

よく知らないで言っているんじゃないか?

毎月目標台数も売れていないのに

不動産なんて出来るのか?」

 

「・・・・」

 

返す言葉もなかった・・・

結果を出していない以上

何も言えなかった・・・

 

「まあ、どうしても辞めるというなら

しょうがないけど

有給を消化したいとか

退職金が欲しいとか言うなよな!」

 

むしろ、この言葉の方がショックだった

恩義を感じていて

辞めることに対して申し訳ないとさえ

思っていたので

有給とか退職金なんてもらおうとも

思っていなかったのだ・・・

 

何か、僕のことをきちんと見てくれて

いなかったんだな・・・と感じて

本当に悲しくなってしまった・・・

 

むしろ、この言葉があって

やはり辞めようという決意が固まった・・・

 

その後、数回にわたって社長とも話をしたが

結局分かり合うことが出来ず

12月いっぱいで退職することとなった・・・

 

ちなみに社長は僕のことをよくわかってくれていて

 

「お前の今の状態じゃ

申し訳なくてお義父さんに

引き渡せないぞ!

逃げるんじゃない!」

 

と言ってくれた・・・

この時はわからなかったが

数年経ってようやくわかった・・・

僕は会社から逃げ出したかったんだと・・・

 

数年後、社長と再会した時に

 

「あの時は、社長の言葉がわからず

すみませんでした。

今ならよくわかります。

僕は逃げ出したんです!

でも、今おかげさまで頑張れてます

ありがとうございました!」

 

と言えたのだ!

社長は

 

「おう、やっとわかったか!

思ったより早かったじゃねぇか!

頑張れよ!」

 

と言ってくれた

僕は、この社長に出会えて良かったと

心から感謝した・・・

 

続く・・・

 

明日から月曜日まで旅行に出るので

ブログはお休みします

また、火曜日からよろしくお願いいたします

この記事を書いた人

shinyafd3s

現在、はぁもにぃ保育園で
広報を担当しています。
お休みの日を使って
カメラマン活動をしています

僕の使命は
その人の光っているところを
明確にしていくこと!

よろしくお願いいたします