幸せになるために 59

DSCF7197.JPGフジX-Pro2 XF35㎜F1.4 浮間公園にて

 

新婚生活が始まったが・・・

 

新婚旅行から帰ってきて

日常生活が戻ってきた

僕はいつもの通り車を売り

真由美ちゃんは研修を売る

僕は毎週水曜日が定休日

真由美ちゃんは大体土、日がお休み

そして、真由美ちゃんはこの時

長野・山梨の営業担当で1週間のほとんどを

長野・山梨で過ごしていたため

新婚から別居生活に・・・

真由美ちゃんはたまに家に帰ってくる

 

自分の家なのに

真由美ちゃんがいると

「おっ、久しぶり~」

なんて会話になる

 

また、僕より帰ってくるのが遅く

終電で帰ってきて

始発で出ていくなんてのがザラだった

 

そして、家に帰ってもよく仕事をしていた

僕と車に乗っている間

ずっとお客さんと電話で話をしている

なんてのも多かった

 

そんな状態だったので

僕はまた自転車にハマっていった

入社当時に事故にあってから

1年ほど怖くて乗れなかったのだが

徐々に乗ってみてもいいかな・・・

なんて気持ちになり

フラッと寄った自転車屋で

セールをやっていて

たまたま気に入った自転車が

40%オフになっていたもんだから

ついついローンを組んで買ってしまったのだ

(あ、これ結婚前の話ね)

というわけで、ロードバイクが1台家にあったのだ

事故にあった時は

イタリアのフレームで「ピナレロ」というメーカーだった

八王子の方にあるお店で気に入った店員さんがいて

そこで相談して買ったバイクだった

スチール製のイタリアンバイクは美しかった

当時ツールドフランスを5連覇した

インデュラインという選手が乗っていた

バネストチームカラーのバイク・・・

パールホワイトに虹のラインが入った綺麗なバイク

気に入っていたが、事故でフレームがゆがんでしまい

乗れなくなってしまった

 

で、次に衝動買いしたのは

アメリカのバイクで「キャノンデール」というメーカーのバイク

今ではロードバイクメーカーとしてのイメージが強いが

昔はマウンテンバイクのメーカーだった

アルミフレームが売りで剛性を得るために

極太のパイプを使ってバイクを作っていた

そんなごつさにやられ、フルブラックの悪さに惹かれた

 

そのバイクで水曜日の休みに一人でツーリングに出かけた

昭島は多摩川が近い

サイクリングロードが海まで続いている

海まで行って帰ってくるのが週に一度の楽しみになった

乗り込めば乗り込むほどに体重が落ちていった

 

昼間はロードバイクに乗り

帰ってきてシャワーを浴び

近くのツタヤに行ってDVDを借りる

それを夜中の2時頃まで見て就寝

翌朝8時に目覚め

会社にロードバイクで通った

 

一人で過ごす日はそんな感じだった

その当時はそれで平気だと思っていたが

寂しかったんだと思う

その寂しさを物でごまかしていたんだと思う

 

続く・・・

この記事を書いた人

shinyafd3s

現在、はぁもにぃ保育園で
広報を担当しています。
お休みの日を使って
カメラマン活動をしています

僕の使命は
その人の光っているところを
明確にしていくこと!

よろしくお願いいたします