幸せになるために 35

DSC_3882.JPGニコンD3 85㎜F1.8 池袋西武にて 真由美ちゃん蓮の妊娠7か月ぐらい?

えらいこっちゃ!

 

朝、福島の実家で目が覚める

見慣れた天井

懐かしい匂い

鳥のさえずりと風に揺れる

林の音・・・

ああ・・・帰ってきたんだな

そう思った

隣のふとんに真由美ちゃんが

寝ていることが不思議だった

まだ、温かな布団に包まれて

ごろごろとしていたかったが

今日はそうもいかない

真由美ちゃんの両親とうちの両親の顔合わせ

ちょっと心がざわつく

真由美ちゃんは大丈夫だと言っていたが

とても大丈夫な気がしない

 

まずは、布団から抜け出し

服に着替えた

真由美ちゃんも起きて

いそいそと身支度をしている

 

台所に行くと

父親が朝食の準備をしてくれていた

母と別れてから

すべてをこなす父で

口数少なく

不器用ではあるが

まめな父親だった

祖母からすべてを仕込まれたようで

今ではなんでもできると

笑って話していた

 

家族に陰と陽があるならば

山下家は陰で

母方の実家は陽

価値観が全く違う家族同士は

ついぞ交じり合うことが無かった

明るく社交的な母に対して

口数少なくあまり外に出ない父

それぞれの家族価値は全く違っていた

家族のことになんでも口を出す母の実家に対して

家族を信じ、成人した後は全く口を出さない山下家

 

これまでも父と母の喧嘩以外に

両家間の表面化しない溝の問題に

子どもながら薄々感じていた

 

子どもの頃からふといなくなる母親

食事時に父親に

「お母さんは?」

と聞くと

不機嫌そうに無言でご飯を食べていた

聞いてはまずかったか・・・

と思いながら

いつか、母が帰ってこない日がくるんじゃないかと

不安な毎日を過ごしていた

 

僕が中学1年の時だったろうか

突然両親に呼び出された

「別れることになったから

お父さんかお母さん

どちらについていくか

決めなさい

いきなり言われても困るだろうから

3日後にもう一度聞く・・・」

淡々とこう切り出された

パニックになる頭の中で

僕はいつものように

僕のせいだ!と感じてしまっていた

 

その夜、

弟と2段ベッドを挟んで

話し合った

どちらについていくのか・・・

 

「俺はお父さんについていく

博人はどうする?」

 

「俺もお父さんかな・・・

お母さんは響子がついていくだろう・・・」

 

「そうだな・・・

本当に別れちゃうのかな・・・

一緒にいれないのかな・・・」

 

二人とも悶々としながら寝たことを思い出す

結局、3日後

どちらにつくんだ

と聞かれることはなかった・・・

 

なんとなく仲直りをして

やり直すことにしたんだと

二人の様子をみて察した

 

どうなったの?なんて聞けなかった・・・

 

まあ、結果として

子どもたちが成人した後に

別居し別れることになったんだが

それまで、僕はずっと

僕のせいで親は仲が悪く

僕さえいなければ

すべて丸く収まるんだと

強く思っていた

 

黙々と朝食を用意してくれている

父親の後ろ姿を見ながら

ふとそんなことを思い出していた

 

「朝ご飯出来たから

真由美さんも呼んで来い」

 

そういう父の後ろ姿は嬉しそうだった

 

朝食はありきたりのものだった

ご飯、塩鮭、味噌汁、キュウリの浅漬け

正直、真由美ちゃんが来てるんだし

もうちょっとこじゃれたもの

出せないもんかと思ったが

 

一口食べてその思いは吹っ飛んだ

美味しい!!!

なにこのご飯・・・

シャケも超美味しい!

味噌汁・・・懐かしい・・・

キュウリ・・・うちのキュウリだー

美味しい・・・

無心でご飯をかきこむ僕の姿を見て

 

「俺は気の利いたもんは出せないから

こんなもんしか出せないけど

うまいだろ・・・」

 

「うん・・・

美味しい・・・

俺、今までこんな美味しいもん

食べてたんだな

ここにいた時は気付かなかったよ」

 

「そうか・・・

まあ、いっぱい食べろ

ご飯たくさん炊いておいたから」

 

「うん・・・

ありがとう

本当に美味しいわ・・・」

 

沢山食べてお腹が苦しくなった・・・

 

両親の顔合わせはお昼

これからゆっくり用意して

出かければいいかと思っていた矢先

真由美ちゃんの携帯に

お父さんから電話がかかってきた

 

うちの実家は電波状況が極めて悪く

うちの中だとほぼ絶望的

外に出るとかろうじてつながる

というような状況だった

 

切れ切れの電波の中

真由美ちゃんが外で話をしている

表情を見ていると

みるみる表情が曇っていった

電話を切った真由美ちゃんが

泣きながらこちらに駆けてきた

「パパ来ないって・・・」

 

・・・

 

・・・

 

ええーーー!!!

 

ちょっとーーー

何で?

ということで

続く・・・

 

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撮影会のお知らせ

8月に撮影会を行います

フェイスブックやホームページに使う

プロフィール写真や
仲良し家族写真など撮ってみませんか?

8月はいつもより撮影可能日が多いので

是非、お申込み下さい。

撮影可能日

8月13日 ①8:00~ ②10:00~

8月20日 ①9:00~ ②11:00~

8月27日 ①8:00~ ②10:00~予約済み

撮影時間に関してはご相談に乗ります

(例えば朝5時からとか・・・etc)

場所は埼京線浮間舟渡駅徒歩1分の

浮間公園にて(雨天順延)

お話ししながらゆっくりと撮影します

大体400枚~500枚撮影し

そこから100枚程度厳選したものを

デジタルデータにてお渡しいたします

費用は30,000-(税込)

事前に指定口座にお振込みか

カード払いも可能です(分割も可)

夏は鮮やかな写真が撮れるので

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それではご不明な点ございましたら

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メッセンジャーにてお問い合わせ下さい

E-mail shinyafd3s@gmail.com

 

 

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!