幸せになるために 19

DSC_2427ニコンD5 タムロン28㎜―75㎜F2.8 千葉にて

ついに決行か!

 

まあ、色々とグチャグチャ考えてみてもしょうがない

現状僕の借金は無くならないし

真由美ちゃんのお父さんにも付き合うことすら

反対されている

真由美ちゃんが優秀過ぎる営業マンだという事実と

僕がダメダメな営業マンだという事実も変わらない

じゃあ、結局どうするの?

一緒になることをあきらめるの?

 

 

いやいや、諦められないでしょう?

もう、真由美ちゃんを逃したら

これ以上の子は見つけられない

まずは、真由美ちゃんにきちんと

プロポーズしてみよう!

そうしよう!

 

そう決断した

 

決断したはいいが

どうやってプロポーズしたものか

迷いに迷った

 

どうせなら真由美ちゃんが喜ぶ

シュチュエーションでしてあげたい

そう思っていたので

どうしたら彼女が喜ぶかを考えた

 

で、結局ベタだが

イルミネーション好きな真由美ちゃんなら

ディズニーランドでプロポーズしたら

喜んでもらえるに違いないと思い

彼女をディズニーランドに誘った

 

そんな僕の気も知らず

彼女は喜んでディズニーランド行きを承諾し

水曜日に休みを取ってくれた

 

 

その日が晴れだったのか

曇りだったのか

はたまた雨だったのか

全く覚えていない

 

そして、どんなアトラクションに乗って

どんな会話をしたのかも全く覚えていない

 

つまりは一日中上の空で

今か?

いやいや、違うっしょ!

ここだ!

あ、言えなかった・・・

どうしよう

どうしよう

ここで言えやー!!

何で言わんねーん!!

と、一日中一人でもう一人の自分と会話していた

 

あっと言う間に時間が過ぎ

最後のエレクトリカルパレードが終わった

花火が打ちあがる

沸き起こる歓声

 

さあ、ここで言うんだ!!

 

 

「・・・あ、あのさ・・・?」

 

言え~

 

「ん?綺麗だったねー、ねぇ会社にお土産買ってっていいかな?」

「いいとも~」

「・・・・」

「・・・・」

 

だぁー

 

あーーーーーーーーーーーーーー

言えねぇーーーーーーーーーー

なんでこんなにビビってるんだ

大丈夫だって

行けるって

言っちゃえってーーーーー

 

 

 

 

 

車乗っちまった~

 

あーーーーーーーー

もうーーーーーーー

どうすんだよーーーーーー

 

 

僕の心の葛藤をよそに

時間は刻一刻と流れていく

車で首都高を走っていると

都心の夜景が綺麗だった

 

オーイエー!

この夜景に合わせていい雰囲気

作ろうやんけ

えーと、CDをいい雰囲気のものにして

 

・・・

スピーカーからは

僕の好きなホリーコールの曲が流れる

心地いい音楽に包まれ

今日一日の楽しかったことが

走馬灯のように流れていく

 

さあ、言え!

今言え!

「あのさ・・・真由美ちゃん・・・?」

「・・・・」

「あれ?」

「・・・・・スー」

 

寝てる~!!

疲れて寝ちゃってる~!!

 

あーーーーもうーーーー

うまくいかねぇーーーー

 

そして、平日夜の首都高は空いていて

あっと言う間に家に着いてしまった

 

「着いたよー」

「・・・・ん?ああ・・・早かったねぇ・・・」

 

車を降りて家に向かう

そんな後ろ姿を見て

声を掛けた

「真由美ちゃん!!」

 

「ん?何?」

 

「本当は、今日ディズニーランドで言いたかったんだけど」

 

「ん?何?」

 

「俺と結婚して下さい」

 

「・・・・」

 

真由美ちゃんが一瞬息を飲むのがわかった

瞬間

目から涙が流れ落ちた・・・

 

「ありがとう、ずっと待ってたんだよ

こちらこそ宜しく

まだまだクリアしなきゃいけないこと

一杯あるけど

私と信也さんなら絶対大丈夫だから」

 

「うん、ありがとう

俺、頑張るよ!

色々乗り越えていこう

これから改めてよろしくね」

 

固く抱き合い

気持ちを伝えあった

 

夢の国、ディズニーランドで気持ちは

伝えられず

家の前の砂利道の上だったが

何とかプロポーズは成功した

 

 

「じゃあ、とりあえず家に入ろっか・・・」

 

「うん」

 

「もう!何でディズニーランドで言ってくれないのよ~!」

 

「いや、その・・・・ごめん

まあ、俺らしいでしょ」

 

「ほんとに、信也さんらしいけどさ・・・」

 

そう言って真由美ちゃんは

笑いながら、涙をぬぐった

 

二人の気持ちは固まった

さあ、残るは本丸

お父さんの攻略だー!

 

続く・・・

 

 

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!