幸せになるために 103

DSC_3896.JPGニコンD3 85㎜F1.8 2016.01 池袋にて

 

幸せな時間・・・

 

そういえば、一つ報告を忘れていた・・・

寛くんが亡くなってちょうど一年後・・・

真美由美ちゃんから報告があった

 

「ねぇ、・・・多分出来たよ・・・・」

 

「マジか!・・・うぉぉぉぉやったぁ!」

 

そう、二人目の子を妊娠した・・・

ななが生まれて5年たち

保育園も落ちついてきたことだし

そろそろ、考えてみてもいいじゃない?

なんて話をしていたのだ・・・

 

なんとなく、僕は ななだけでいいや!

と思っていた

一人でも大変なのに

もう一人なんて考えられなかったのだ・・・

 

「でも、なな一人だと可哀想じゃない?」

 

と言われると

うーん、そうかもしれないなぁ・・・とも思う・・・

うちは3人兄弟

真由美ちゃんは4人兄弟

兄弟が多い

やはり、兄弟がいるというのは

何かと心強い

やっぱり、もう一人ぐらいはいた方がいいかなぁ・・・

と思い始め

じゃあ、頑張ってみるか!ということになったのだ

 

そう思ってから半年ほどして出来たのだ

しかも、わかったのが寛くんの命日というミラクル!

 

「きっと、寛の生まれ変わりだね・・・・」

 

真由美ちゃんはお腹を見つめてそう言った・・・

予定日は2016年3月・・・

 

そう、実は学童をやろう!と決める前に

子どもが出来たことがわかっていた・・・

だから、この話が来た時に

本当に受けていいのかどうか迷ったのだ・・・

 

 

「産休、育休どうするんだ・・・」

 

「・・・うん、ちょっと取れそうもないね・・・

まあ、そんなもんでしょ

はぁもにぃは何とかなるから

信也さんは学童、頑張ってみなよ!」

 

そう言って背中を押してくれたのだ

真由美ちゃんのこの言葉がなかったら

学童をやろう!なんて思えなかったかもしれない・・・

そんな中で何とか学童を取り

やることが決まった!

 

子どもは順調に育っていった

 

「この子、元気だわ!めっちゃ蹴ってくるんだけど・・・」

 

「男の子かな・・・?」

 

「きっとそうだね、おーい

お父さんも、お母さんも君のこと

待ってるよ!元気に出てきなよ~」

 

と、真由美ちゃんはお腹に向かって話しかけていた

 

検診の結果は、やはり男の子だった

 

「うん、ばっちり付いてた!

間違いないね!」

 

エコーにもばっちり写っていたらしい・・・

着々と真由美ちゃんのお腹は大きくなり

予定日が近づいてきた・・・

予定日は3月3日・・・

例によって真由美ちゃんは

 

「いいですか~、君は3月1日生まれですよ~

ちょうど1日に生まれてくるんだよ~」

 

と言っていた・・・

 

「そんなに都合良く生まれてこないだろう・・・」

 

と笑っていた

そして、真由美ちゃんは直前まで仕事をしていた・・・

3月1日に生まれておいでと言っていたわりには

その日に職員面接を入れたりしていたんだが・・・

迎えた、3月1日の朝方・・・

 

「あ、あれ?お腹痛いなぁ・・・」

 

「え?う、生まれるの?」

 

「いやぁ・・・この感じだとまだ生まれないでしょ・・・いてて」

 

「え?大丈夫?病院行く?」

 

「いや、まだ大丈夫

信也さん、面接行けなそうだわ・・・

ちょっと、一人でよろしく!」

 

「何言ってんだよ!

当たり前だろ!

どうする?病院いく?」

 

「うん・・・面接終わってからでいいから

病院連れて行って・・・」

 

「え?そんなんで大丈夫なの?」

 

「うん、まだ大丈夫

もし、やばそうならママに電話するから

大丈夫・・・」

 

「わかった、じゃあ、チャッチャと面接終わらせてくるわ」

 

ということで

大分気もそぞろで出勤し

一人で面接をした

あいキッズの職員面接だった・・・

いい先生で即採用となった

 

「いやぁ、いい先生で良かった!

もう、全然迷わなかったです

宜しくお願いします」

 

「そんな・・・ありがとうございます。

頑張りますね!」

 

「こちらこそ、宜しくお願いします。

で、ちょっと急なんですが

これで私帰ります・・・」

 

「あ、何か用事があるんですか?」

 

「あ、うん、奥さんが子ども生まれそうなんだ・・・

今家で僕の帰りを待ってます」

 

「ええ!大丈夫なんですか?

早く行ってあげて下さい!」

 

「はい、ありがとうございます

じゃあ、これで失礼します

忘れられない採用面接になりましたよ(笑)」

 

というわけで

早々に面接を切り上げて

自宅に戻る・・・

 

真由美ちゃんは家で待っていた・・・

 

「どう?生まれそう?」

 

「うーん、まだ生まれなそうだけど・・・

まあ、そこそこ痛いわ・・・」

 

「じゃあ、急いで病院に行こう!」

 

というわけで急いで病院に向かった・・・

 

続く・・・

 

 

 

 

この記事を書いた人

shinyafd3s

愛妻家フォトカウンセラー
普段は学童の責任者として子どもたちの未来を作る仕事をしています。
週末はフォトカウンセラーとして活動しています。
奥さんが大好きで奥さんの写真多し!