カメラ不明 浮間公園にて
家族のかたち・・・
家族にはそれぞれのかたちがある
10家族いたら
10通りの家族がいて
それぞれのルールに乗っ取って生活をしている
みんな幸せになりたいと思って
生きているが
どうすれば幸せになれるのかについては
なかなか話をしたりしない・・・
幸せになりたいのならば
まずは今ある幸せに感謝することだと思う
家族が笑顔で穏やかな気持ちで
いられることが
まずは幸せの第一歩だと思う・・・
よく普通に散歩に行くとき
僕は必ずカメラを持っていく
散歩は家族のかたちが出やすい・・・
幸せが形となって現れることが多い・・・
僕はそんな瞬間瞬間を発見し
切り取っていく
散歩だけでなく
日常の中にも
家族のかたちが現れる・・・
子どもたちの記憶に残っていない
幸せのかたち・・・
僕はその瞬間を切り取り
後世に残していく・・・
子ども達は自分の解釈で
人生を切り取っていく
記憶も必要なことを残し
残していかないものも多い
僕はずっと愛されていない子だと思って
育ってきた
出来が悪く
親の期待に添えない
いらない子なんだとずっと思ってきた
だが、結婚式に使う
スライド用に改めて写真を見返した時に
僕は愛されていたのだ!と確信したのだ
母の実家の庭で撮影された写真・・・
僕は幸せそうに笑っている
母も父も幸せそうだ・・・
僕にもこんな時期があったのだ
幸せな瞬間があったのだ!
と確信した瞬間だった・・・
この写真がなければ
僕は愛されていたのだという確信が持てなかったと思う
実質的に父親となり
子を持つ親の気持ちはよーくわかってきたつもりで
親がどれだけ無条件で子どもを
愛しているかは理解できていたつもりだったが
この一枚の写真の説得力にはかなわない・・・
多分、僕はこういう写真が撮りたいのだと思う・・・
ななや蓮が大人になったときに
僕が撮った写真を見て
愛されていたのだとわかってほしいのだ・・・
そして、僕がカメラマンをしている理由もそこにある
僕が撮った写真を通して
沢山の人に幸せになってもらいたいのだ・・・
僕は沢山の家族のかたちを切り取り
幸せな家族や人の写真を撮っていきたいのだ
まだまだ、試行錯誤の連続で
満足いくような写真は撮れていない・・・
毎回、ああすれば良かった
こうすれば良かったの連続だ・・・
まあ、だからこそ面白いんだが・・・
でも、僕の撮った写真で
幸せを確信したり確認できたり
自分に自信を持てたりする人が
少しでも増えるのなら
僕はこの道を進んでいきたい
大きく言うなら
僕のこの小さな積み重ねが
僕とつながる一人一人の幸せに繋がり
世界の平和に繋がると思っているから・・・
続く・・・