EOS1DマークⅣ EF85㎜F1.2 自宅にてなな・・・
長年の夢・・・
今から20数年前
プータローでプラプラしていた僕は
写真に目覚め
中古でボロボロのEOS1HSというカメラを購入した
歴戦の勇士といった趣のボロボロのカメラ
「どちらの戦場に行かれたんですか?」
と言われるような傷だらけのカメラだった
手持ちの新品で買ったカメラを手放し
ボロボロの中古のカメラに乗り換えるという
一般の人には理解の出来ないであろう行為
それでもおもちゃを手に入れた僕は
フィルムの入っていないそのカメラで
一人シャッターを切りながら興奮していた
このカメラなら何でも撮れる!
そう思った・・・
ご存じのとおり、1眼レフカメラは
カメラ本体だけでは写真が撮れない
レンズが必要だ
あまり知識の無かった僕は
標準のズームレンズと標準の望遠レンズを
なけなしのお金で購入した
もちろん中古・・・
F2.8通しのレンズが欲しかったが
1本20万からするレンズなんてとても手が出なかった・・・
毎日田舎を練り歩き
家の周りの他愛のない風景を切り取った・・・
今となっては立ち入れなくなったその場所の写真を
何気なく撮っていたということが
今になって非常に大切になったということが
嬉しくも寂しい・・・
で、そんな時からポートレート撮影に興味があり
常々撮ってみたいと思っていたのだが
独り身のプータローだったため
とにかく人との接触がなく
一人さびしく写真雑誌を見ながら
いつかはこんな写真を撮ってみたいと思っていた
そこでよく使われていたのが
冒頭の写真で使われている
EF85㎜F1,2というレンズ・・・
この剃刀のような薄いピントから
生み出される写真に心底憧れていた
このレンズを使って撮影してみたい!
そう思っていたが
当時中古でも20万近くしていたレンズだったので
僕には高嶺の花だった
時は流れ
20数年後
寝ぼけ眼でネットを徘徊していると
かつての憧れのレンズがそこにあるではないか・・・
しかも、買えない値段ではない・・・
時代は流れ、後継モデルが発売され
他にも同等以上の素晴らしいレンズが発売されているんだが
若き日の憧れを今こそ!
という気持ちを抑えられなかった・・・
ポチッとな・・・
届いたレンズはちょっとへたりはあるけれど
当時憧れた姿のまま
持ったことも無かったので
あまりの重さに愕然としたりしたが・・・
ちょっと使ってみた感じだと
F1,2という明るさゆえ
かなり暗い状況でも
ISO100で速いシャッタースピードを稼げる・・・
なんだかいい写真が撮れそうな予感・・・
だれか、テスト被写体になってみませんか?
続く・・・